この記事は、カリンバに挑戦シリーズの第4回です。
1つ飛びの音階を出すときは同じ指を使うよね
他に同じ指を連続で使うことってある?
同じ音を連続で出すときも普通は同じ指を使うかなー
速いと音階が変わらなくても難しいから練習してみようぜ
この「カリンバに挑戦」シリーズでは、Over theRainbowのサビを演奏できるくらいを目指します。
簡単な練習から始めるので、一緒に頑張りましょう!
カリンバは手軽で始めやすい楽器です。
音階が左右交互に配置されているので、音階を1つ飛ばすときは同じ指を使うことになります。
1つの指を位置を変えながら連続で使うのは難しいですよね。
しかし、位置を変えなかったとしても、素早く音を鳴らそうと思うと難しいです。
今回は、素早く同じ指を使って音を出す必要がある曲に挑戦してみます。
今回の曲「かえるの合唱」
今回弾いてみる曲はこちらです。
ドイツ民謡の「かえるの合唱」です。
楽譜も用意したので、一緒にやってみましょう。
「カエルの歌」っていうタイトルだと思ってたよ
実は俺もだぜ!
歌詞がそうだもんなー
素早く同じ音を出す
素早く同じ音を出すのは意外と難しいため、練習して慣れる必要があります。
音をつなげたいときは大胆にはじく
カリンバは、金属の棒を指ではじいて振動させることで音を出しています。
当然ですが、振動が止まれば音は止まります。
はじいてから時間がたてば自然に止まりますが、指で触れたりすることで音を止めることもできます。
同じ音を連続して出すときは、振動している金属棒をもう一度はじく必要があります。
音を出すために「触れてからはじく」という2段階にしてしまうと、音が途切れてしまいます。
音をつなげたいときは「位置を確認するために触れる」というような準備はせず、いきなり大胆にはじきましょう。
金属棒に触れる時間が短くなるので、音の切れ目を最小限にすることができます。
ミュート
音を止めることをミュートといいます。
カリンバでは、金属棒に触れて振動を止めることでミュートができます。
前の音が残ってメロディーがぼやけてしまうときは、前の音をミュートすることでクッキリします。
指の動きが複雑になるため、最初のうちは無理にミュートしなくても大丈夫です。
もし、より音がクッキリ聞こえる演奏をしたいときには、ぜひやってみてください。
サンプルの動画もミュートなしで演奏してるぞ
最初はあんまり気にしなくてOKだぜ
「かえるの合唱」を弾いてみよう
いよいよ「かえるの合唱」を弾いてみましょう。
サンプル演奏と楽譜
サンプル演奏はこちらです。
楽譜はこちらです。
楽譜は当サイトのオリジナルアレンジなので、コード等が原曲と異なることがあります。
著作権がきれている楽曲のみダウンロード可能にしてあります。
後半に連続した素早い音が続く
この曲は、一番最後に素早い音の連続が登場します。
「ドドレレミミファファミーレードー」の部分ですね。
右手も左手も、2回ずつ素早くはじいて音を出す必要があります。
難しい場合は「ドーレーミーファーミーレードー」として、位置を確実にするところから始めましょう。
最初はゆっくりでもOK
素早くはじく動きは、慣れるまで難しく感じます。
なので、最初はゆっくりでも大丈夫です。
例えば、文字を習ったばかりの小学一年生は、1文字を書くのにとても時間がかかります。
これは、「文字を書く」という動きに慣れていないからです。
何度も文字を書くことで動きに慣れていき、文字を速く書けるようになります。
楽器も同じで、いきなり慣れない動きを速くすることはできません。
同じ音を連続で鳴らすという動きに慣れていないため、最初はゆっくり演奏しましょう。
慣れてくると、少しずつ速く演奏できるようになるので、焦る必要はありません。
ゆっくり焦らずだね
それならぼくの得意分野だね
ゆっくりはテンのモットーだもんなー
いいモットーだよなー
リズムよく指を動かす
素早く同じ指を使って音を鳴らすには、慣れが必要です。
まずは音の移動なしで、リズムよく指を動かす練習をしましょう。
テンポを上げて練習
同じ音が連続して出てくる曲はたくさんあります。
例えば、カリンバに挑戦シリーズの最初にやった「明日天気にな~れ」にも同じ音の連続が登場します。
こちらのテンポを上げるだけで、同じ指を素早く動かす練習になります。
音階を意識しなくてもいいため、音を鳴らすことに集中できます。
過去に練習した曲もテンポを変えれば練習に使えるので、うまく活用しましょう。
連続した素早い音が出てくる曲
素早く連続して音を出せるようになれば、演奏できる曲が増えます。
例えば、わらべ歌の「かごめかごめ」は練習にオススメです。
「ミ」が2回出てくる以外は「ソラシ」だけで演奏できます。
最後の「うしろのしょうめんだ~れ~♪」はラを素早く鳴らす必要があり、とても練習になります。
また、2回登場の「ミ」は「ソ」のあとなので、同じ指を隣に動かす復習にもなります。
この「ソミ」はテンポも早いため、位置を変えつつ素早くはじく必要があります。
かえるの合唱では素早いのは同じ音だったので、指を移動しつつ素早くはじく練習になります。
難易度はさらに上がりますが、できそうな方はチャレンジしてみましょう!
速いところを弾こうとするとなんか緊張しちゃうな
上手くできないよ
「速いぞ!」っていう気持ちで力が入っちゃうんだろうなー
リラックスして楽にするのが大事だから、まずはゆっくりがいいかな
気合を入れなくてもいいから、楽しんでいこうぜー
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鬼のドウジ。楽器など音楽・映像関連の内容を担当している。
楽しんで生きていれば大概はなんとかなるがモットー。
酒呑童子から雷様まで、鬼はみんなそんな感じのやつばっかり。
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