この記事は、カリンバに挑戦シリーズの第4回です。
![テン](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/ten-question.png)
1つ飛びの音階を出すときは同じ指を使うよね
他に同じ指を連続で使うことってある?
![ドウジ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/douji.png)
同じ音を連続で出すときも普通は同じ指を使うかなー
速いと音階が変わらなくても難しいから練習してみようぜ
この「カリンバに挑戦」シリーズでは、Over theRainbowのサビを演奏できるくらいを目指します。
簡単な練習から始めるので、一緒に頑張りましょう!
カリンバは手軽で始めやすい楽器です。
音階が左右交互に配置されているので、音階を1つ飛ばすときは同じ指を使うことになります。
1つの指を位置を変えながら連続で使うのは難しいですよね。
しかし、位置を変えなかったとしても、素早く音を鳴らそうと思うと難しいです。
今回は、素早く同じ指を使って音を出す必要がある曲に挑戦してみます。
今回の曲「かえるの合唱」
今回弾いてみる曲はこちらです。
ドイツ民謡の「かえるの合唱」です。
楽譜も用意したので、一緒にやってみましょう。
![ユキ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/yuki.png)
「カエルの歌」っていうタイトルだと思ってたよ
![ドウジ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/douji-smile.png)
実は俺もだぜ!
歌詞がそうだもんなー
素早く同じ音を出す
素早く同じ音を出すのは意外と難しいため、練習して慣れる必要があります。
音をつなげたいときは大胆にはじく
カリンバは、金属の棒を指ではじいて振動させることで音を出しています。
当然ですが、振動が止まれば音は止まります。
はじいてから時間がたてば自然に止まりますが、指で触れたりすることで音を止めることもできます。
同じ音を連続して出すときは、振動している金属棒をもう一度はじく必要があります。
音を出すために「触れてからはじく」という2段階にしてしまうと、音が途切れてしまいます。
音をつなげたいときは「位置を確認するために触れる」というような準備はせず、いきなり大胆にはじきましょう。
金属棒に触れる時間が短くなるので、音の切れ目を最小限にすることができます。
ミュート
音を止めることをミュートといいます。
カリンバでは、金属棒に触れて振動を止めることでミュートができます。
前の音が残ってメロディーがぼやけてしまうときは、前の音をミュートすることでクッキリします。
指の動きが複雑になるため、最初のうちは無理にミュートしなくても大丈夫です。
もし、より音がクッキリ聞こえる演奏をしたいときには、ぜひやってみてください。
![ドウジ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/douji.png)
サンプルの動画もミュートなしで演奏してるぞ
最初はあんまり気にしなくてOKだぜ
「かえるの合唱」を弾いてみよう
いよいよ「かえるの合唱」を弾いてみましょう。
サンプル演奏と楽譜
サンプル演奏はこちらです。
楽譜はこちらです。
楽譜は当サイトのオリジナルアレンジなので、コード等が原曲と異なることがあります。
著作権がきれている楽曲のみダウンロード可能にしてあります。
後半に連続した素早い音が続く
この曲は、一番最後に素早い音の連続が登場します。
「ドドレレミミファファミーレードー」の部分ですね。
右手も左手も、2回ずつ素早くはじいて音を出す必要があります。
難しい場合は「ドーレーミーファーミーレードー」として、位置を確実にするところから始めましょう。
最初はゆっくりでもOK
素早くはじく動きは、慣れるまで難しく感じます。
なので、最初はゆっくりでも大丈夫です。
例えば、文字を習ったばかりの小学一年生は、1文字を書くのにとても時間がかかります。
これは、「文字を書く」という動きに慣れていないからです。
何度も文字を書くことで動きに慣れていき、文字を速く書けるようになります。
楽器も同じで、いきなり慣れない動きを速くすることはできません。
同じ音を連続で鳴らすという動きに慣れていないため、最初はゆっくり演奏しましょう。
慣れてくると、少しずつ速く演奏できるようになるので、焦る必要はありません。
![テン](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/ten-smile.png)
ゆっくり焦らずだね
それならぼくの得意分野だね
![ドウジ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/douji-smile.png)
ゆっくりはテンのモットーだもんなー
いいモットーだよなー
リズムよく指を動かす
素早く同じ指を使って音を鳴らすには、慣れが必要です。
まずは音の移動なしで、リズムよく指を動かす練習をしましょう。
テンポを上げて練習
同じ音が連続して出てくる曲はたくさんあります。
例えば、カリンバに挑戦シリーズの最初にやった「明日天気にな~れ」にも同じ音の連続が登場します。
こちらのテンポを上げるだけで、同じ指を素早く動かす練習になります。
音階を意識しなくてもいいため、音を鳴らすことに集中できます。
過去に練習した曲もテンポを変えれば練習に使えるので、うまく活用しましょう。
連続した素早い音が出てくる曲
素早く連続して音を出せるようになれば、演奏できる曲が増えます。
例えば、わらべ歌の「かごめかごめ」は練習にオススメです。
「ミ」が2回出てくる以外は「ソラシ」だけで演奏できます。
最後の「うしろのしょうめんだ~れ~♪」はラを素早く鳴らす必要があり、とても練習になります。
また、2回登場の「ミ」は「ソ」のあとなので、同じ指を隣に動かす復習にもなります。
この「ソミ」はテンポも早いため、位置を変えつつ素早くはじく必要があります。
かえるの合唱では素早いのは同じ音だったので、指を移動しつつ素早くはじく練習になります。
難易度はさらに上がりますが、できそうな方はチャレンジしてみましょう!
![ユキ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/yuki-worry.png)
速いところを弾こうとするとなんか緊張しちゃうな
上手くできないよ
![ドウジ](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/douji.png)
「速いぞ!」っていう気持ちで力が入っちゃうんだろうなー
リラックスして楽にするのが大事だから、まずはゆっくりがいいかな
気合を入れなくてもいいから、楽しんでいこうぜー
![](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/07/68bfe188fdd4893bb7cc241732bffd96-160x90.png)
![](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/07/8dd7770c5b4252a0dd2657e158fafa74-160x90.png)
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![ドウジ(鬼)](https://enjoy-start.com/wp-content/uploads/2023/06/douji.png)
鬼のドウジ。楽器など音楽・映像関連の内容を担当している。
楽しんで生きていれば大概はなんとかなるがモットー。
酒呑童子から雷様まで、鬼はみんなそんな感じのやつばっかり。
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