カリンバでOver the Rainbowを演奏しよう

カリンバに挑戦まとめ カリンバ
ドウジ
ドウジ

カリンバの基本総まとめとして曲を演奏してみるぞ

カリンバは手軽で始めやすい楽器です。

しかし、初めてすることは、何から始めればいいのか、どんな練習をすればいいかわかりません。

結果、どうすればいいかわからないまま挫折してしまったことがある方もいると思います。

このシリーズではこれまで、音を出すところから始めて、両手を使って演奏するまでの練習してきました。

目標を明確にし、根気よく練習をすれば、ちょっとずつカリンバが演奏できるようになっていきます。

今回は、これまで見てきた内容の総まとめとして、課題曲を演奏してみましょう。

今回の曲「Over the Rainbow(サビ)」

今回弾いてみる曲はこちらです。

オズの魔法使いの劇中歌である「Over the Rainbow」のサビです。

動画で閲覧できる楽譜も用意したので、一緒にやってみましょう。

著作権によりダウンロードできる楽譜は用意することができません。
動画でご覧ください。

テン
テン

ここまでいろんな曲で練習した集大成になるんだね

ユキ
ユキ

頑張ってみるよ

ドウジ
ドウジ

一歩ずつ着実に成長してるからな大丈夫!
これまでを振り返りながら練習しようぜ!

指の移動について

曲を演奏するためには、音階が必要です。

音階を変えるためには指を横に移動させる必要があります。

左右の手を交互に使う場合は、反対の指を使っている間に次の位置まで移動できるので、焦らないことが大切でした。

しかし、同じ指を連続して使うことも多くあります。

その場合、隣への移動なら指の移動距離は多くないので、1本分の移動感覚を指になじませることで、自然と動くようになっていきます。

カリンバの基礎になってくる部分なので、難しいと感じる場合はこれまでの課題曲から練習しましょう。

短い音符

Over the Rainbowは8分音符(短い音符)が多く登場します。

指を素早くはじく動きが必要になるので、慣れるまでは同じ音階の連続でも難しいです。

さらに、音の移動も多いため、素早く複雑な動きが必要になってきます。

小節など短い区切りでセットとしてとらえ、指の動きを流れとしてつかめるまで繰り返し練習することが大切です。

根気がいりますが、同じ部分を繰り返し演奏して指に動きを覚えさせましょう。

広い音域

指の移動距離は長ければ長いほど難しくなります。

隣への移動よりも2本以上離れた金属棒まで移動するほうが難しいです。

Over the Rainbowでは、8分音符での2本隣までの移動も登場するため、素早く正確に動かす練習が不可欠です。

また、使用する音域が広いため、音階名からはじく位置を判断するのが難しいです。

広い音域を使用する曲の場合は、位置でとらえた方が覚えやすくなります。

どんな指の動きでどこをはじくのか、小節など短く区切って少しずつ覚えていきましょう。

和音を出す

カリンバは、指1本できれいな和音が出せるような音階の配置になっています。

2音までならそれほど難しくありませんが、3音の和音を同時に出そうとすると、間違って別の音を出してしまいやすくなります。

指1本で音を出しているので、どんなに慌てても同時に音を出すことはできません。

なめらかさを意識し、横にスライドさせる動きを指になじませましょう。

練習を続けることで、少しずつ正確性を増していくことができます。

両手を使う

メロディーと一緒にベースや伴奏を鳴らすためには、両手の指を同時に使う必要があります。

両手を同時に使うことは、1本ずつ指を使うよりも一気に難しくなります。

両手を使用するところはその部分だけで練習をして、指がどんな配置になるのか形をつかみましょう。

片手ずつの演奏より練習に根気が必要になるため、じっくりと取り組むことが大切です。

テン
テン

やっぱり両手は難しいね
これは地道な練習になりそうだよ

ユキ
ユキ

根気なら負けないよ
苦手な部分を繰り返し練習するね

ドウジ
ドウジ

難しいと感じたら、これまでの課題曲に戻ってもOKだからな
無理せず自分のペースで進むことが大事だぞ

楽器は楽しむ

楽器の練習で一番大切なのは、楽しむことです。

最初のうちは、音が出ただけで楽しさや面白さを感じます。

しかし練習を始めると、上手な人と比べて落ち込んだり、難しくなってきて挫折したりします。

そういう気持ちが積み重なると、練習ができなくなっていきます。

楽器は、上手なだけがすべてではありません。

「楽しい」や「面白い」を感じるポイントはたくさんあります。

  • できなかった部分が演奏できるようになった
  • 以前は難しかったことが無意識でできるようになった
  • たまたまでもきれいな音が出た
  • 間違って鳴らした音がなんかいい感じだった

たとえ簡単なことだったとしても、「できた」という達成感は楽しさや面白さにつながります。

難しくて挫折しそうになったら、最初に戻ってみてください。

以前よりスムーズに演奏でき、成長が感じられるはずです。

成長を感じることも、また楽しさにつながっていきます。

上手にできないことも、予想外のことにつながって楽しさにつながることもあります。

上手にできることにこだわる必要はないので、自分が楽しいと感じることを続けましょう。

続けることができていれば、実力は気づかないうちについてきます。

上手になりたいという方も、あまり気負いすぎないほうが長続きすると思います。

楽器は楽しむことが一番なので、カリンバを自由に楽しんでください!

テン
テン

ぼくさ、演奏したい曲があるんだよね
課題曲が難しくてできてないんだけど、いいのかな?

ドウジ
ドウジ

おーいいぞ!
自分が弾いてみたい曲の方が楽しめるからなー

ユキ
ユキ

私はちょっとずつできるようになるのが嬉しいな
課題曲も時間をかけてやってみるね

ドウジ
ドウジ

それもいいことだぞ
自由・成長・達成・予想外なこと、何に楽しさを感じるかはみんな違うからな
自分が楽しむことを一番にやっていこーぜ!

カリンバに挑戦シリーズまとめ(無料楽譜あり)
カリンバは手軽で音も大きくないため、とても始めやすい楽器です。カリンバが初めての方に向け、ステップアップしながら続けられる全10回の練習シリーズです。無料楽譜も用意しているので、楽器に興味がある方は挑戦してみましょう。
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ドウジ(鬼)

鬼のドウジ。楽器など音楽・映像関連の内容を担当している。
楽しんで生きていれば大概はなんとかなるがモットー。
酒呑童子から雷様まで、鬼はみんなそんな感じのやつばっかり。

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