複雑な動きは指の流れで覚える?カリンバで細かく素早く指を動かしてみよう

細かく素早く指を動かしてみよう カリンバ
テン
テン

ゆっくりの曲なら指の移動もできてきたよ

ドウジ
ドウジ

いい感じじゃん!
今度は細かく素早く動かしてみようぜ

この「カリンバに挑戦」シリーズでは、Over theRainbowのサビを演奏できるくらいを目指します。
簡単な練習から始めるので、一緒に頑張りましょう!

カリンバは手軽で始めやすい楽器です。

きらきら星のように、ゆっくりの曲を使って指を大きく移動する練習をしました。

2本隣まで一気に移動できるようになれば、ずいぶんスムーズに指の位置を決められていると思います。

ゆったりした曲なら、音階が大きく変わる曲でもかなり演奏できるようになっています。

音階が大きく変わる曲も難しいですが、細かくても素早く音が変わる曲はまた違った難しさがあります。

今回は、短い音符で音階がよく変わる曲に挑戦してみます。

今回の曲「ぶんぶんぶん」

今回弾いてみる曲はこちらです。

ドイツ民謡の「ぶんぶんぶん」です。

楽譜も用意したので、一緒にやってみましょう。

ユキ
ユキ

音の変化が細かいね
難しそうだな・・・

ドウジ
ドウジ

指の動きが激しく見えるからなー
でもちゃんとできるようになるぜ!

細かく素早く動かす

指の移動は、速ければ速いほど難しくなります。

となりに移動するだけでも速いと難しいので、練習が必要になります。

指で覚える

動きが速ければ速いほど、頭で考える時間が短くなります。

そのため、考えなくても動くような状態を目指す必要があります。

「そんなことできるわけがない」と思うかもしれませんが、意外と体は勝手に動いてくれます。

素早く指を動かす練習のときにも書きましたが、動きに慣れることで自然に動くようになります。

楽器の演奏は普段の生活にない動きなので、急には体が動いてくれません。

しかし、地道に練習していれば、頭で考えなくても自然に指が動くようになります。

繰り返し指に動きをなじませることが大切なので、じっくり練習しましょう。

「ぶんぶんぶん」を弾いてみよう

いよいよ「ぶんぶんぶん」を弾いてみましょう。

サンプル演奏と楽譜

サンプル演奏はこちらです。

楽譜はこちらです。

楽譜は当サイトのオリジナルアレンジなので、コード等が原曲と異なることがあります。
著作権がきれている楽曲のみダウンロード可能にしてあります。

1音ずつではなく小節などをセットでとらえる

素早い動きは、指の位置ではなく動きでとらえましょう。

カリンバは音階の配置が左右交互でわかりにくいため、音階名より位置でとらえた方がイメージしやすいです。

しかし、動きが速くなってくるとそれも難しくなります。

「ここ!」「ここ!」と1つ1つの位置でとらえていると、頭が追い付かなくなるのですね。

そういうときは、指の動きでイメージしましょう。

「ここからここに順番に」や「交互に」など、一連の流れとすることで、ひとつの塊として見ることができます。

1音ではなく、1小節などをセットとして考えるとよいと思います。

小節とは、楽譜の縦線で区切られた1つの塊のことをいいます。
1つの小節の中には、入る音符の長さが決まっています。
よくわからないときは難しく考えず、リズムをとったときに気持ちのいい区切り位置を想像するだけで大丈夫です。

小分けに練習する

苦手な部分があるときは、その部分を小分けにして練習しましょう。

「ぶんぶんぶん」では、「ミファソミレミファレ」がとても細かい動きで難しいです。

なので、そこだけを重点的に練習するのも大切です。

もし難しければ、さらに分けて「ミファソミ」だけで練習してもいいです。

ちょっと指が動くようになってきたら、前後のフレーズと続けてみましょう。

テン
テン

指が細かく動くから目が回るよ・・・

ドウジ
ドウジ

もしかしたら1つ1つの位置を目で追いかけているのかもなー
1フレーズで繰り返し練習して、指に距離感を覚えてもらうといいぞ!

無意識の動きを目指そう

細かいフレーズは、頭ではなく体が自動で動く状態がベストです。

無意識で動くまで繰り返しの練習が大切です。

何度もやっていると無意識にできる

日常生活の中には、無意識に行っていることが数多くあります。

例えば、会社や学校から家に帰るときの道中を想像してみてください。

普段通りの帰り道は、考えなくても自然にたどっていると思います。

たまに別のところに寄らないといけないことがあっても、無意識にいつもの道に行ってしまったりもします。

他にも、家を出たら玄関のカギをしめたり、トイレから出て電気を消したり、普段からやっていることは無意識にやってしまいます。

無意識すぎて「鍵かけたっけ?」と心配になることもありますよね。

楽器の演奏でも、同じことが起こります。

何度も何度も同じことをしていると、そのうち無意識に指が動くようになります。

完全無意識のレベルは難しいですが、「自然にいつもの場所に指が動いた」くらいなら割と早い段階で起こります。

同じことを何度もするのは大変ですが、反復練習はとても大事なので頑張りましょう!

素早く音が移動する曲

素早く音が移動する曲では、手遊び歌のの「むすんでひらいて」が練習におすすめです。

2回目の「む~すんで~」のところが「レドレミド~」と素早く動きます。

また「ド」から「ソ」にジャンプするところもあるため、大きな移動の復習にもなります。

指の移動は練習量がものをいうので、ぜひ練習してみましょう!

ユキ
ユキ

同じフレーズを根気よく練習するのが大事なんだね
根気なら任せてよ

ドウジ
ドウジ

根気よくはユキのモットーだもんなー
楽器と相性がいいと思うぞ!

カリンバに挑戦シリーズまとめ(無料楽譜あり)
カリンバは手軽で音も大きくないため、とても始めやすい楽器です。カリンバが初めての方に向け、ステップアップしながら続けられる全10回の練習シリーズです。無料楽譜も用意しているので、楽器に興味がある方は挑戦してみましょう。
カリンバを楽しもうページ一覧
カリンバについての記事一覧です。カリンバは値段も手頃で音も大きくないため始めやすい楽器です。きれいな音なので音を出すだけでも楽しいので、楽器を始めてみたい方や興味がある方はぜひ見てください。

このサイトでは、初めての方にわかりやすい内容にするため、厳密なことを省略したり、専門用語を使わず一般的な言葉にしたりしていますので、ご了承ください。

ドウジ(鬼)

鬼のドウジ。楽器など音楽・映像関連の内容を担当している。
楽しんで生きていれば大概はなんとかなるがモットー。
酒呑童子から雷様まで、鬼はみんなそんな感じのやつばっかり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました