イラストで耳って目立たないよなー？
髪で隠れちゃうことも多いからね
でも特徴をつけたら人間離れした人間に見えて面白いよ
この「人の顔を描いてみよう」シリーズでは、このようなイラストを描けるくらいを目標に進めていきます。（クリックで拡大）
簡単な練習から始めるので、一緒に頑張りましょう！
顔のイラストは、個性を表現するためにまず目や髪型が意識されることが多いです。
そして、表情を表現するためには口や眉毛が意識されます。
それに比べて耳は、髪で隠れてしまうことも多く、あまり意識されません。
動きも少なく、キャラクターによっての違いもあまりないので、なんとなく描くことも多いです。
しかし違いが少ない分、特殊な形にすることで一気に人間離れした雰囲気の顔になり面白いです。
今回は、いろいろな耳を描いてみましょう。
今回のイラスト「悪魔の耳と人魚の耳」
今回完成させるイラストはこちらです。
「悪魔の耳と人魚の耳」です。
ファンタジーな感じになったね
私たちが言うのもなんだけどね
イラストを描く道具は、えんぴつでもサインペンでもなんでも大丈夫です。
私はCLIP STUDIO PAINT PRO
（クリスタ）を使っています。
耳をザックリ区別する
耳をザックリ分類してみましょう。
いろんな分け方をしてみるので、組み合わせて好きな耳を作りましょう。
耳以外の部分は自由に用意して、いろいろな耳を描いてみましょう。
大きさによる違い
形を変えなくても、大きさだけで顔の雰囲気は少し変わります。
大きな耳はおサルさんっぽいキャラクターに合っていますね。
描きこみによる違い
耳の中の描きこみを変えると、絵柄の雰囲気は少し変わります。
細かくリアルに描きこんでもいいですし、全く何も描かなくても大丈夫です。
耳たぶの長さによる違い
福耳という言葉がありますが、耳たぶは意外と人によって長さが違います。
とても長くすると、神様っぽい雰囲気になります。
とがり具合による違い
耳をとがった形にすると、ファンタジー色が強くなります。
鬼やエルフのような、ファンタジーな雰囲気になります。
そういえば俺の耳はちょっと人よりとがってるぞ
髪で隠れて見えないけどね
角度による違い
とがった耳のキャラクターは、耳の角度で感情を表現したりできます。
まっすぐ立った状態だと、元気な感じがします。
垂れてくると、落ち込んでいたりする雰囲気になります。
モチーフによる違い
イラストでは現実と違ってもいいので自由に描けます。
動物など、人間とは別の生き物をモチーフにして耳をデザインしても大丈夫です。
モチーフによっては、耳の位置を上や下に動かしても大丈夫です。
また、耳ではなくヒレや羽など、別のパーツをモチーフにするのも面白いです。
モチーフに合わせて、鼻のデザインも変えてみるといいかもしれません。
ぼくみたいな耳にしたら、人間に化けた狐みたいだね
自由に描けるのがイラストの楽しいところだね
悪魔の耳と人魚の耳を描いてみる
悪魔の耳と人魚の耳を描いてみましょう。
輪郭などは自由に用意し、アタリをとって耳を描きこんでいきます。
悪魔の耳
悪魔の耳の人を描いてみます。
- 大きめ
- とがって立っている
耳の位置と大きさを決めます。
三角っぽい長めの耳の形を描きます。
清書をしてきれいにしたら完成です。
人魚の耳
人魚の耳の人を描いてみます。
- 魚のヒレがモチーフ
- 位置は人間と同じ
耳の位置と大きさを決めます。
魚のヒレのような形を描きます。
どんな魚のヒレがいいかは、写真などを参考にしましょう。
清書をしてきれいにしたら完成です。
人間というか妖怪に近い感じになったなー
そうだね
悪魔的な性格の人を表すのに、あえて個性的にするのもいいと思うな
耳は特徴をつけると現実離れできるパーツ
耳は動きが少ないため、イラストではそれほど重視されないことがあります。
髪に隠れてしまい見えないこともよくあります。
しかし、あえて特徴をつけることで、現実にはない面白い人にすることができます。
妖怪や妖精、獣人や神様など、ファンタジーなキャラクターを描きたいときに意識してみましょう！
イラストだからこそできる表現ってことだね
イラストの世界観が広がって面白いよ
自由な発想で楽しく描いてね
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雪女のユキ。
イラストなど創作やものづくりの内容を担当している。
自由に自分らしく・じっくり根気よくがモットー。
暑いのは苦手だけど、あったかい食べ物とかは好き。
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