イラストのキャラクターは髪型が命？髪の毛を描いてみよう

髪型は、目と並んでキャラクターを表す重要なパーツです。

イラストは自由なので、いろんな髪型にすることができ、とても個性が出ます。

動きも表現しやすいパーツなので、描いていてとても楽しいです。

今回は、いろいろな髪型を描いてみましょう。

今回のイラスト「さわやか短髪とつややか長髪」

今回完成させるイラストはこちらです。

「さわやか短髪とつややか長髪」です。

髪を描くポイント

髪は決まった形がないため、イラストでは自由に描けます。

極端な例だと、こんな髪型でもイラストならOKです。

しかし、方針がなさすぎるとどうすればよいか分からないですよね。

自然な髪形に見えるようにするため、簡単なポイントを1つだけ見てみましょう。

髪が生える中心を意識する

髪を描くときは、髪が生えている中心を意識してみましょう。

中心を決め、そこから広がるように髪が生えているイメージで描いていきます。

中心は、点でも線でもどちらでも大丈夫です。

また位置も自由です。

中心点

点でとらえたときは、以下のような感じです。

中心点の位置を決めたら、そこから周囲に広がっていく流れをイメージしましょう。

中心線

線でとらえたときは、以下のような感じです。

中心線を分け目のようにイメージし、そこから左右に分かれていくイメージです。

髪型をザックリ区別する

髪型をザックリ分類してみましょう。

いろんな分け方をしてみるので、組み合わせて好きな髪を作りましょう。

顔の輪郭や目はどんな形でもいいので、自由に用意して髪を描いてみましょう。

硬い髪と柔らかい髪

直線的に描くか曲線的に描くかで、髪の硬さが表現できます。

同じような髪形でも、硬さが違うだけで印象は変わります。

短い髪と長い髪

髪の長さは人によって全く違うため、短くしても長くしても個性が出ます。

長い髪は、基本的に重力で下に降りた状態になります。

しかし、イラストは自由なので物理法則に従う必要はありません。

上に長くしても面白い個性となります。

直毛とくせ毛

髪はまっすぐな人もいれば、パーマがかかったようなくせ毛の人もいます。

イラストの場合は、クルクルと極端なクセをつけても大丈夫です。

現実にとらわれずに自由に描きましょう。

塊でとらえるか細かく描くか

現実の髪は、細い1本が何十万本も生えています。

イラストでは、1本ずつ描かずに塊でとらえることが多くあります。

細かければ細かいほど、現実的な感じとなります。

塊にすればするほど、デフォルメしたような髪型になります。

どちらもそれぞれの良さがあるので、好みで自由に描き分けましょう。

前髪

前髪は、上げたり下ろしたり、浮かせたり分けたり、いろんな形にできます。

前髪だけでもいろんな髪型にできるので、楽しいです。

髪型

髪型には、ボブ、ぱっつん、五分刈り、ツーブロック、ポニーテールなど、名前がついたものがたくさんあります。

髪型カタログを参考に、真似して描いてみましょう。

一般的な髪形として、現実にある髪型を色々調べて描いてみることは大切です。

基本的な髪形がわかれば、そこからイラストらしくアレンジしていくことも可能です。

たくさんの髪型を描いてみましょう。

光の表現

髪は光が当たると反射でつやつやと光ったりします。

どういう表現をするかで、絵柄の雰囲気が変わってきます。

正解はないので、自由に光を表現してみましょう。

アクセント

通常の髪型に、アホ毛や色違いなどのアクセントを少し入れると雰囲気が変わります。

現実にはないような模様入りの髪など、個性的な髪形にもできます。

さわやか短髪とつややか長髪を描いてみる

さわやか短髪とつややか長髪を描いてみましょう。

輪郭や目、口は好みで自由に描いてください。

さわやか短髪

さわやか短髪の人を描いてみます。

顔の輪郭を描き、アタリをもとに目と口を描きます。

少し左右に分けて浮かせた前髪から描いてみました。

頭の形にかぶせるように、短い髪を描いていきます。

短いため、ちょっとだけ重力に逆らい上向きに生えている感じにしてみます。

清書をしてきれいにし、細かい髪を描き足したら完成です。

つややか長髪

つやつやと輝く長髪の人を描いてみます。

まずは直毛の前髪を描きました。

今回は細かくしすぎず、イラストらしく毛を太めの束としてかたまりとします。

長い髪なので、後ろ髪もあまり跳ねさせずまっすぐ描きます。

髪が長いときは体に隠れる部分があるので、首と体をザックリ描いておきましょう。

首や体の描き方がわからなければ、例のように形がわかればOKとしてあげてください。

きれいに清書します。

光の表現を入れ、つやがあるようにして完成です。

光の表現は、なんとなくどちらから光が当たっているかだけ考えて自由に描きましょう。

黒い部分を描きこめばそれらしく見えますよ。

自由に髪型を描いてみよう

髪型はキャラクターを描き分けるうえで重要です。

現実でも、髪型をガラッと変えると別人のように見えることはありますよね。

イラストの方が現実よりも自由度が高いので、どんな髪型にもできます。

顔のパーツが一切なくてもそのキャラクターだと認識させられるほど、個性が出しやすい部分です。

最初のうちは、まず自然な髪形を描けるように、いろんな写真やイラストの真似をしてみましょう。

髪を描くのに慣れてきたら、オリジナリティのある髪も描いてみましょう。

いろんな特徴を組み合わせると髪型は無限大なので、自由に練習しましょう！

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