消しゴムがけって大変だよね
実は消しゴムをかけなくてもいい方法があるんだよ
イラストを描くとき、下書きをしますよね。
下書き進めると、描きたいものがちょっとずつ形になってきて楽しいです。
しかし、清書(ペン入れ)をしたあとの消しゴムがけは面倒ですよね。
好きな人もいるかもしれませんが、省略できるとありがたいと思う方も多いと思います。
そこで、面倒な消しゴムがけを省略できる方法をいくつか紹介します。
デジタルでイラストを描く
消しゴムがけをなくす一番簡単な方法は、デジタルでイラストを描くことです。
どのようにして下書きを行うか見てみましょう。
紹介している操作画面はCLIP STUDIO PAINT PRO (クリスタ)というアプリを使っています。
レイヤー機能
デジタルでイラストを描くときは、レイヤーという機能が使えます。
レイヤーとは層のことで、イメージとしては透明なフィルムを重ねている感じです。
レイヤーは自由に追加でき、個別に表示・非表示を切り替えることができます。
つまり、以下の手順で消しゴムがけが省略できます。
- 下書きのレイヤーの上に清書用のレイヤーを追加する
- 清書をする
- 下書きを非表示にする
レイヤーは細かく分けてもいいので、下書きや清書を必要に応じて複数枚に分けても大丈夫です。
色や濃さを変える機能
デジタルだと、えんぴつと違って下書きが難しそうだと思うかもしれませんね。
しかし、デジタルならではの機能で、描いた線の色や濃さを自由に変えられるというものがあります。
これを使うと、下書きのときの筆圧や線の濃さを意識せずにザクザク書くことができます。
描いた後に、好きな色・好きな濃さに変えることで、清書がしやすくなります。
デジタルなら消しゴムがけはいらないね
下書きの表示・非表示を切り替えながら清書もできるから便利だよ
アナログでイラストを描く
アナログでイラストを描くなら消しゴムがけをなくせないと思っている方も多いと思います。
しかし、実はアナログでも消しゴムがけを省略する方法があります。
トレース台を使う
トレース台というものがあります。
聞きなれないものかもしれませんが、簡単に言うと光る板です。
紙を透かすとき、蛍光灯などの光に透かしますよね。
それと同じで、紙を置いた板を光らせることで紙を透かすのがトレース台です。
下書きの紙の上に清書用の紙を重ねてトレース台に乗せると、下書きが清書用の紙に透けて見えます。
これで新品の紙に清書ができるので、下書きを消す作業はなくなります。
明るさを調整できるものもあるので、見やすい明るさで作業をしましょう。
私が使っているのはこれです。
安いものを選んだので磁石がつかないため、マスキングテープで紙を固定して使っていますが、困ったことはないのでこれくらいで十分だと思います。
強くすると、コピー用紙5枚くらいなら下書きが見えるくらい透けます。
思ったよりくっきり見えるよ
アナログで描くなら使った方がいいと思うな
消しゴムがけがなくなれば清書をしたくなる
清書をすると消しゴムがけをしないといけないと思うと、面倒で下書き止まりになってしまうことがあります。
しかし、イラストは仕上げることで上達していきます。
下書きまでしかしないと、形をとるのは上手くなっていくかもしれませんが、きれいな線は描けるようになりません。
清書までしっかりするため、面倒な部分は省略できるとありがたいですよね。
消しゴムがけが好きな人もいるかもしれませんが、面倒だと感じる人も多いです。
イラストの楽しい部分を満喫するために、面倒な部分は楽をしていきましょう!
私は消しゴムがけを面倒だと感じちゃうんだよね
だから同じ気持ちの人がいたら参考にしてほしいな
雪女のユキ。
イラストなど創作やものづくりの内容を担当している。
自由に自分らしく・じっくり根気よくがモットー。
暑いのは苦手だけど、あったかい食べ物とかは好き。
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