初めてのイラストとして線・図形を組み合わせて描いてみよう

上手な絵やイラストを見ると「自分も描いてみたい！」と思いますよね。

そしていざ描いてみると、自分の絵心のなさに絶望してあきらめてしまいます。

それはもったいないです。

絵やイラストは、才能ではありません。

もちろん、最初の上手さや上達のスピードには差がありますが、ある程度のレベルまでは練習でたどり着けます。

ここでは、

という人たち向けに、初めてのイラスト挑戦でも迷わない内容を目指していきます。

初めてイラストで挫折してしまうのは、目標や練習方法がよくわからないからです。

そこでこのサイトでは、1回ごとに完成させるイラストを明確に決めて進めていきます。

少しずつ練習し、この初めてのイラストシリーズの最後に描くイラストはこちらです。

いきなりは難しいですが、少しずつ練習すれば描けるようになります。

イラストは本当に初めてだけど挑戦したいという方に向けた内容にしていきます。

一緒に頑張りましょう！

今回のイラスト「おいしそうなおでん」

今回完成させるイラストはこちらです。

「おいしそうなおでん」です。

イラストを続けるために

初回なので、描き始める前にイラストを続けるためのポイントをお伝えします。

ポイントは2つです。

人と比べるより自分が楽しむ

上手とか下手とかは関係なく、まずは楽しんで描きましょう。

今はインターネットで簡単に他の人の作品が見られるので、比べて落ち込む気持ちもわかります。

プロになりたいなど、高い目標があるなら人と比べることも大切です。

しかし、単純に趣味としてやっているなら、自分が楽しむことを優先しましょう。

また、インターネットで目にする作品のほとんどは、かなり上手な作品ばかりです。

そもそも初心者が比べられるレベルの作品ではないので、全く落ち込む必要はありません。

描いた人は、最低でも1000時間は絵を描いていると思って間違いないです。

途方もない時間に見えますが、楽しんで描いていると、知らないうちに力がついていきます。

楽しむことが続けることの一番の秘訣なので、楽しんでください！

たまには完成させる

いつもじゃなくてもいいので、たまには作品を完成させましょう。

完成させることは達成感につながるので、楽しさにつながっていきます。

また、完成させることは上達スピードに影響します。

いくら楽しんで描いていても、例えば教科書の隅に落書きをしているだけだと、上達スピードはかなり緩やかになります。

上手・下手は関係ないと書きましたが、成長は楽しさにつながるので、上達も大切です。

気が向いたときだけでもいいので、1枚のイラストを完成させてみるようにしましょう。

いろんな線を描いてみよう

まずは線を描いてみましょう。

線はイラストの基本ですが、意外と描くのが難しいです。

難しい理由は、慣れていないからです。

例えば、文字は普段から書いているのでスムーズに手が動きます。

それと同じように、線もたくさん描けばスムーズに描けるようになります。

たくさん描いてみて、線を描くことに慣れましょう。

直線

まずは直線です。

手首で描くと曲がってしまうので、手首を固定して描くと安定します。

ただ、私たちは生きているので機械のように正確には描けません。

多少のゆがみは気にせず、自由に描きましょう。

描きやすい角度があるので、必要に応じて紙を回しましょう。

ちなみに私は「右上がりの横線」と「左下がりの縦線」が描きやすいと感じ、それ以外の方向は描きにくいと感じます。

長い直線は、一気に描くのをあきらめて、短い直線を少しずつつなげて描くのも有効です。

曲線

次は曲線です。

ゆっくり描きすぎると逆に難しいかもしれません。

緊張しすぎず、力を抜いてサラッと描きましょう。

いろんな図形を描いてみよう

線を組み合わせるといろんなものが描けますが、今回は図形を描いてみましょう。

多角形・直線のみの図形

三角形や四角形など、多角形を描いてみましょう。

見ての通り、ゆがんでも大丈夫ですので自由に描きましょう。

星形なども直線のみで構成されていますので、描いてみましょう。

曲線を含む図形

多角形の辺を曲線にすると、描ける形が増えます。

曲線を含めた図形を描いてみましょう。

円・角がない図形

円や楕円は、直線や角がない図形です。

なめらかに描くのが一番難しい図形だと思います。

一筆で描く必要はないので、紙を回して描きやす角度で複数回に分けて描くといいかもしれません。

円や楕円、卵型など、いろいろ描いてみましょう。

線と図形を組み合わせて「おでん」を描く

いよいよ、「おいしいおでん」を描いていきます。

こんにゃく

まずは、こんにゃくです。

三角形を描きましょう。

私は少し横長の二等辺三角形にしてみましたが、自由な三角形で大丈夫です。

ダイコン

次は、ダイコンです。

こんにゃくの下にくっつくように、円を描きましょう。

円は難しいですが、ダイコンは正円ではないはずなので、ゆがんでいる方が自然です。

気楽に描きましょう。

ちくわ

次は、ちくわです。

ダイコンの下にくっつくように、長方形を描きましょう。

きっちり直線で描いてもいいですが、私は少し曲線で描いてみました。

重力があり現実でも直線にはならないはずなので、リラックスして描きましょう。

串

次に串です。

ちくわの下に細く長方形をくっつけましょう。

上の辺はちくわの線をそのまま使うので、3辺だけ描けばいいですね。

太さや長さは個性です。

湯気

最後は湯気です。

こんにゃくの上に、曲線で波線を2，3本描きましょう。

決まった形はないので、自由に描いて大丈夫です。

仕上げ

仕上げで以下を描き加えてみましょう。

完成です！

線と図形で表す

イラストは、世の中の物を線で表現します。

そのためには、物の特徴をとらえることが重要です。

特徴さえとらえていれば、単純な図形の組み合わせだけでも何か描けます。

自分で特徴をとらえていくのはとても難しく、練習が必要です。

しかし、いろんな人がいろんなものをイラスト化しているので、それを参考にすることもできます。

図形の組み合わせで、ほとんどのものは「何を描きたいのかはわかる」というレベルで表現できます。

線が曲がったりしても、それはそれで味になるので、自由に楽しく描きましょう。

図形というとイラストらしくないと思うかもしれませんが、形を描く練習にピッタリなので、いろいろ組み合わせて描いて練習しましょう。

今回の内容で描けるお題とサンプル

図形と線を描く練習として、以下を描いてみましょう。

えんぴつと消しゴム

えんぴつは、長方形と三角形で描けますね。

消しゴムは、使ってあるものにするなら曲線を使ってみましょう。

時計

時計の外枠は自由な図形を使って大丈夫です。

リモコン

リモコンは本体とボタンを単純な図形で描けそうです。

図形がたくさんです。

ここのお題とサンプルはあくまで例です。

身の回りに図形で描けそうなものがあったら、自由に描いてみてください！

初めてのイラストシリーズまとめ

イラストが初めての方に向けた全10回の練習シリーズです。線を描くところから始めて、シンプルなイラストを描けるくらいを目指します。イラストを始めてみたい方や、以前挫折してしまった方はぜひ通してやってみましょう。

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イラストを描いてみようページ一覧

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