カリンバでドミソのように音階を飛ばすには？同じ手の指を連続で使おう

カリンバは手軽で始めやすい楽器です。

音階が左右交互に配置されているという特徴があるので、1音ずつ変えるときは左右の手を交互に使います。

しかし、曲は常に音階が1つずつ変わっていくわけではなく、2音や3音飛ぶこともよくあります。

カリンバでは、1つ飛ばして音階が変化したときは、同じ手を連続で使うことになります。

今回は、1つ飛ばしで音階の変化があり、同じ手を移動しながら使う曲に挑戦してみます。

今回の曲「メリーさんのひつじ」

今回弾いてみる曲はこちらです。

アメリカ民謡の「メリーさんのひつじ」です。

楽譜も用意したので、一緒にやってみましょう。

2音の変化

カリンバでは、「ド」と「ミ」のように音階2つ分移動するときに同じ親指を隣に動かして使います。

1つ飛びの音が横並び

カリンバの音階の配置は独特で、左右交互に配置されているのでしたね。

そのため、1つ飛ばして音階を変化させるときは、同じ親指を連続して使います。

同じ音を連続して出すときは、指の位置を変えなくていいので連続で使うのもそれほど難しくありません。

しかし、位置を変えながら同じ指を連続で使うのは、ちょっと難しいです。

焦らずに力を抜いて、落ち着いて演奏しましょう。

「メリーさんのひつじ」を弾いてみよう

いよいよ「メリーさんのひつじ」を弾いてみましょう。

サンプル演奏と楽譜

サンプル演奏はこちらです。

楽譜はこちらです。

楽譜は当サイトのオリジナルアレンジなので、コード等が原曲と異なることがあります。
著作権がきれている楽曲のみダウンロード可能にしてあります。

右手の親指が動く

この曲はほとんどがドレミの3音ですが、1か所だけ「ソ」が登場します。

「ミ」から「ソ」に1音飛ばしで変化するため、右手の親指を移動して連続で使うことになります。

隣に1本移動するだけなので、慌てず落ち着いて演奏しましょう。

右手は3か所も担当

使っているのは「ド」「レ」「ミ」「ソ」の4音です。

そのうち、左手は「レ」だけなので指を動かさずに演奏できます。

しかし、右手は「ド」「ミ」「ソ」の3音も担当しています。

3か所分の移動が必要になるため、これまでより右手が大変かもしれません。

繰り返し練習をして、移動の距離感をつかみましょう。

1本分の移動で距離感をつかむ

1音飛ばした音階が曲にあるときは、同じ指を移動して連続で使うことになります。

まずは1本分だけ横に移動する曲で距離感をつかみましょう。

1オクターブ上げて左手移動の練習

今回の練習では中心の低い「ド」のあたりを使っていました。

同じ「ド」でも高い「ド」もありますよね。

高さが違う同じ音階名の音のことをオクターブといいます。

1オクターブ高い「ド」は左手側にあります。

高いオクターブを使えば、同じメリーさんのひつじでも左手が3音を担当することになります。

オクターブを変えることで、もう片方の手の指を移動する練習になります。

1音飛ばしで演奏できる曲

1音飛ばしができるようになれば、演奏できる曲が増えます。

例えば、ドイツ民謡の「かっこう」は練習にオススメです。

ドからソの5音でできており、「ミ」と「ソ」の移動が多いことに加え、「ファ」から「レ」への移動もあります。

メリーさんのひつじよりも指の移動が多く少し難しいですが、練習すれば演奏できると思います。

童謡は使う音階が少ない曲が多いので、最初のうちは練習におすすめです！

カリンバに挑戦シリーズまとめ（無料楽譜あり）

カリンバは手軽で音も大きくないため、とても始めやすい楽器です。カリンバが初めての方に向け、ステップアップしながら続けられる全10回の練習シリーズです。無料楽譜も用意しているので、楽器に興味がある方は挑戦してみましょう。

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