カリンバを買ったらトンカチみたいなのがついてたの
何に使うの?
チューニングに使うやつだぞ
カリンバは手軽で始めやすい楽器です。
カリンバを購入すると、チューニングハンマーと呼ばれるものがついてきます。
これは、カリンバのチューニングに使われる道具です。
音階を正しくする調整することを、チューニングといいます。
カリンバのチューニングに必要な道具や基礎知識、やり方を紹介します。
カリンバのチューニングに使う道具
まずは、カリンバのチューニングに使う道具を確認します。
チューニングハンマー
カリンバは、チューニングにハンマーを使用します。
チューニングハンマーは、とても軽く、必要以上の力がかからないようになっています。
叩けるものならトンカチでもチューニングはできますが、本体などを傷つけてしまう可能性があります。
できればちゃんとしたチューニングハンマーを使いましょう。
最初からカリンバについていれば、それでOKだぜー
チューナー
チューナーとは、鳴っている音の音階がわかる機械です。
チューニングをするときには、チューナーを使って音を合わせていきます。
クリップタイプのものなどがあると便利なのですが、必須ではありません。
最近ではスマホアプリにもチューナーがあるので、そちらでも大丈夫です。
また、ギターなど他の楽器のものをもっているなら、それを流用もできます。
アプリは手軽で便利だよなー
ちょっと判定が怪しい時もあるけど、無料で使えるのは大きいぜー
カリンバのチューニングについての基礎知識
チューニングのやり方の前に、頻度や仕組み、注意点などの基礎知識を軽く確認しておきましょう。
カリンバのチューニング頻度
カリンバは、ギターなどと比べてチューニングがずれにくい楽器です。
普段練習しているだけなら、そこまで大幅にチューニングがずれてしまうことはありません。
プロがどこかで演奏するなら、演奏前にチューニングをするかもしれませんが、趣味の場合はそこまで気を使わなくていいと思います。
私の場合は、1年以上チューニングしていなくても、それほどずれていませんでした。
こまめに行うとしても、3~6か月に1回程度の頻度で大丈夫です。
気が向いたときでいいと思うぞー
カリンバのチューニングの仕組み
カリンバは、はじく金属棒の長さで音階が違います。
長い金属棒は低く、短い金属棒は高い音が出ます。
カリンバのチューニングの仕組みは、この金属棒の長さによって音の高さが変わることを利用しています。
金属棒が長くなるように動かすことで音を低くし、短くなるように動かすことで音を高くします。
これを知っていれば、チューニングのときにハンマーでどちらから叩くのかで迷うことはなくなります。
力を入れすぎない
チューニングの調整は、「ド」を「レ」にするような大きな音階の変化ではありません。
ほんのり高い「ド」を少し低くする、というような調整だけです。
音階が別のものに変わるほどの変化はないので、金属棒の長さも見た目でわかるほど変化しません。
そのため、「金属棒を動かしてやろう」と力を入れすぎる必要はありません。
特に高音の方はちょっと叩くと結構音が変わるので、弱い力でトントンと叩きましょう。
カリンバは完璧にチューニングできない
カリンバのチューニングでは、完璧を求める必要はありません。
持ち方やはじき方で、微妙に音階が変わるからです。
チューナーを使うと、ピッタリの音にしたくなる気持ちもわかります。
しかし、カリンバでは完璧を目指すとキリがありません。
目指している音階にあっていればよいので、ほどほどで切り上げましょう。
ザックリ「ドレミファソラシド」だと分かればOKってことだな
カリンバのチューニングのやり方
いよいよ、カリンバをチューニングしてみましょう。
チューナを準備する
まずはチューナーを用意します。
もっていない場合は、スマホアプリで十分です。
クリップ型のチューナをもっているときは、それをカリンバに取り付けましょう。
金属棒の弾かない側に取り付けるときは、こんな感じです。
中央の穴(サウンドホール)に取り付けるときは、こんな感じです。
取り付けるのは、以上の2か所のどちらでも大丈夫です。
クリップの形によっては、取り付けができないこともあります。
もっているチューナーがカリンバに取り付けられないときは、スマホアプリのチューナーを使いましょう。
音を鳴らす
チューニングは1音ずつ行います。
音階を合わせたい金属棒のみをはじいて、音を出しましょう。
チューナーに音階が表示されるので、高いか低いかを確認しましょう。
カリンバは、1本鳴らすとほかの金属棒が共鳴して鳴ってしまうことがあります。
もしそれでチューナーが上手く反応しないときは、他の金属棒に触れて音を止めましょう。
チューニングハンマーで調整する
チューニングハンマーで金属棒を調整します。
力を入れすぎると、金属棒が曲がってしまったり変形してしまったりします。
力を入れず、トントンと細かく叩いて調整しましょう。
音を高くしたいときは、金属棒を短くする必要があるので、はじく側を叩きます。
音を低くしたいときは、金属棒を長くする必要があるので、はじかない側を叩きます。
低音の方が音が変わりにくく、高音の方が音が変わりやすいです。
ただ、どちらも見た目にわかるほどは動かないので、数回叩くだけで大丈夫です。
鳴らして調整を繰り返す
あとは、「音を鳴らす」「調整する」を繰り返すだけです。
カリンバのチューニングは完璧を目指す必要はありません。
だいたいOKと感じたら、次の金属棒に移って同じ手順で進めましょう。
なんかピッタリにならないけど、いいのかな?
自分がOKと感じればそれでOKだぜ!
自分が楽しむための調整で十分
プロの演奏者などは、正確性も重視するかと思います。
しかし、趣味で演奏する分には、自分がOKと思えればそれでOKです。
準備などが面倒でやらなくなってしまうくらいなら、細かいことは気にせずに楽しんだ方が趣味としてはいいと思います。
楽器を続けるには、楽しむことが一番大切です。
細かいことを気にするのはすごく上達してからでいいので、今はテキトーで大丈夫です。
カリンバを演奏することを楽しみましょう!
自分が楽しむための趣味だからなー
最初から気にしすぎなくてもいいと思うぞー
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鬼のドウジ。楽器など音楽・映像関連の内容を担当している。
楽しんで生きていれば大概はなんとかなるがモットー。
酒呑童子から雷様まで、鬼はみんなそんな感じのやつばっかり。
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