イラストを描く道具はいろいろあるよ
紹介するから、選ぶときの参考になったらうれしいな
上手なイラストを見ると「自分も描いてみたい」と思いますよね。
しかし、初めてイラストに挑戦するときは、いろんなことで悩みます。
どんな練習をしたらいいかもわかりませんし、始めるために何が必要なのかもわかりません。
今回は、イラストを始めるならデジタルかアナログか、何が必要かを見ていきます。
それぞれのメリットやデメリットも紹介しますので、どれが良いか選ぶ際の参考にしてください。
イラストを始めるのに一番オススメの環境
これからデジタルとアナログのイラストについて特徴を見ていきます。
どちらかが優れているというわけではないので、最終的には好みで選んで大丈夫です。
ただ、いろいろ聞くと悩んでしまって決められない方もいると思うので、私がイラストを始めたい人にとって一番オススメだと思う環境をまとめておきます。
なんでこの環境がいいかは、続きに書いていくね
デジタルとアナログ
イラストを描く方法として、デジタルとアナログがあります。
まずはこの2つのメリットとデメリットを見てみましょう。
デジタルのイラスト
私は、イラストを始めるならデジタルをおすすめしています。
その理由をメリット・デメリットと一緒に確認します。
デジタルのメリット
デジタルでイラストを始めるメリットは、主に以下があげられます。
- いくら描いてもゴミが出ず罪悪感がない
- 失敗してもいくらでもやり直せる
- 消しゴムがけなどの面倒な部分を省略できる
- 水彩でもクレヨンでも好きな画材を自由にいくらでも使える
- 筆などを使わないので後片付けをしなくていい
イラストを始めたばかりのころ一番嫌なのが、紙を無駄に使っているような「罪悪感」です。
デジタルの場合、その罪悪感を一切感じずにいくらでも描けます。
これは、初心者にとってかなりありがたいことです。
また、好きな画材をいくらでも使えるため、描いていて楽しいです。
描いた量が上達にもつながるので、楽しくいくらでも描けるのはイラストを続けるうえで大きなメリットとなります。
デジタルのデメリット
デジタルでイラストを始めるデメリットは、主に以下があげられます。
- 初期投資の金額が大きくなる
- パソコン等の電源をつけてソフトを起動しないと描き始められない
- アプリに慣れる必要があり、アナログほど直感的に描けない
デジタル最大のデメリットは、初期投資が大きいことです。
新しく始めることは続けられるか分からないので、いきなり大きな金額を払うのには勇気がいります。
また、絵を描きたいと思ったときに、パソコンの電源を入れたりと始めるまでに時間がかかるので、やる気がもたない可能性があります。
アプリの使い方にも慣れる必要があるため、紙を回しながら描くという基本的なことでも最初は難しく感じると思います。
続けようという気持ちが強ければ、デジタルがいいと思うな
ただ、金銭的な問題もあるから悩みどころなんだよね
アナログのイラスト
アナログでイラストを始める方も多いです。
アナログのメリットとデメリットも確認してみましょう。
アナログのメリット
アナログでイラストを始めるメリットは、主に以下があげられます。
- 特別な道具なしで始められる
- 直感的に描くことができる
- 思い立ったときにすぐ描ける
- 予想外の色や線が生まれることがある
アナログ一番のメリットは、紙とえんぴつがあれば始められることです。
新しく準備するものが何もなく、今この瞬間からでも始められるので手軽です。
このサイトの「初めてのイラスト」という練習シリーズも、紙とえんぴつでできるようになっています。
普段から使っている道具を使うので、かなり直感的に描くことができます。
また、色を重ねたりしたときに想像と違うことが起こったりするので、実験的な楽しさもあります。
アナログのデメリット
アナログでイラストを始めるデメリットは、主に以下があげられます。
- たくさんの紙を使う
- 使いたい画材や消耗品は随時購入が必要
- 消しゴムがけなど面倒な作業がある
- 失敗時に修正が難しい
- 水彩など道具によっては準備や片付けが面倒なものもある
たくさん練習しようと思うと、とにかく紙をたくさん使うことになります。
最初のうちは上手く描けないので、紙を使うのに抵抗感があり描かなくなってしまう可能性があります。
また、始めるのは手軽ですが、いろいろな画材や道具を使おうと思うと準備も大変になってきます。
始めやすさは圧倒的にアナログなんだよね
たくさん描いて上達するためのハードルがちょっと高いかな
始めるのにオススメの道具
イラストをデジタルで始めるかアナログで始めるかを決めたら、必要なものを準備しましょう。
デジタルで始めたいとき
まずはデジタルでイラストを始めるときの道具です。
基本的には、パソコンが必要です。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)
デジタルイラストを描くときには、必ずアプリが必要です。
イラストを描くアプリで一番のおすすめは、CLIP STUDIO PAINT PRO (クリスタ)です。
- 利用者が圧倒的に多く、情報が多い
- 使えるペンや素材が多い
- きちんと更新されている
利用者が多いため、使い方でわからないことは調べればたくさん情報が出てきます。
いろんな人が使っている様子も動画などで見られるため、参考にできることも多いです。
ペンの種類も豊富で、アナログ風のものからアニメのようなしっかりデジタルのものまで、いろいろあります。
以下はCLIP STUDIO PAINT PRO のアナログ風ペンを使って描いたイラストです。
アップデートが多く、使いやすいようにどんどん改良されているのもうれしいです。
液晶ペンタブレット(液タブ)
液晶ペンタブレット(液タブ)は、画面に直接イラストを描く感じなので直感的にイラストが描けるので、おすすめです。
デジタルですが、描いているときのイメージがかなりアナログの雰囲気に近くなります。
ただし、ちょっとお値段が高めになるので、セールを狙うのをオススメします。
私は15.6インチと12インチの2つをもっていますが、こちらの12インチの方をメインで使っています。
12インチならひざに乗せて描けるので、机が散らかっていても気軽に描けるのが気に入っています。
もちろん、ちゃんと描くときは机に出すよ
そんなときでも、私は12インチで十分かな
ペンタブレット(板タブ)
画面がついていないペンタブレット(板タブ)でもイラストは描けます。
画面を見ながら板に描くので、アナログとはちょっと描くときのイメージが違ってきます。
慣れれば難しくはないのですが、液タブの方がおすすめです。
ただ、値段はこちらの方がかなり安いので、イラストを続けられるか心配なときは板タブから入ってもいいと思います。
私も最初は板タブだったよ
描く感じも結構すぐに慣れたよ
タブレットとスタイラスペン
パソコンを持っていなければ、ipadやChromeBookのようなタブレットでもイラストが描けます。
スタイラスペンという筆圧を検知できるペンもあるので、そちらを使うと本格的に始められます。
使用しているタブレットによって対応しているかを確認して選ぶようにしましょう。
ただ、描き味がかなり独特で、硬い画面に描くのでカツカツいってツルツル滑ります。
液タブや板タブは、意外と鉛筆のようなショリショリした描き味なので、私は液タブとかの方が好みです。
説明が難しくて擬音ばっかりでゴメンね
個人的にはパソコンで使えるペンタブレットがおすすめだよ
アナログで始めたいとき
アナログでイラストを始めるときの道具です。
紙
アナログイラストでは、とりあえず紙が必要です。
趣味で始めるときには、コピー用紙でいいと思います。
水彩を使うときは、スケッチブックや画用紙の方がいいかもしれません。
えんぴつ・シャーペン
えんぴつかシャーペンがあれば、アナログイラストは始められます。
イラスト用のものもあったりしますが、普通のでいいと思います。
おうちに1本はあると思うので、何かを新しく購入する必要はありません。
ペン
清書(ペン入れ)をしてきちんと線画にしたいときには、ペンが必要です。
家にあるものでやってみたい場合は、普通のサインペンでも大丈夫です。
ただ、細い部分を使ってもイラストには太すぎることも多いので、細かいイラストには向きません。
私のオススメは「コピック マルチライナー」です。
太さがいろいろあり、一番細いものは0.03と一般的なシャーペンの0.5の10分の1以下の細さなので、かなり細かい線が描けます。
私は0.05と0.1をよく使っています。
黒以外の色もあるので、淡い色合いのイラストを描きたいときの線画にも使えます。
色鉛筆
アナログで色塗りをしたいときに一番手軽なのが、色鉛筆です。
改めて購入しなくても、おうちにあるかもしれないですね。
準備も片付けも簡単で値段も手ごろなので、気軽に始めやすいです。
コピック・マーカーペン
もう少し本格的に色を塗りたいときは、コピックペンがおすすめです。
漫画家などのプロも使っているペンで、すごくきれいな色が出ます。
ただしコピー用紙に描いている場合は、下にインクが染み込むので、汚れてもいい紙を下に敷いて塗りましょう。
コピックペンは少し値段が高いので、もう少し手ごろな値段で始めたいときは、安めのマーカーペンでもいいと思います。
薄めの色が少ないことだけが少し気になりましたが、色もきれいで描き心地もよく、十分使えました。
水彩
アナログの面白いところである、色混ぜやにじみを楽しみたいときは、水彩絵具がおすすめです。
小学校のときなどに使ったことがあると思うので、使うイメージもわきやすいです。
ただ、準備や片付けが大変なので、使うときは気合を入れる必要があります。
いろんな道具から選べるのがアナログの楽しいところだね
どれもきれいだけど、片付けとかを考えたらコピックが好きかな
最終的には自分の好み
イラストは、デジタルでもアナログでも、道具がなんでも始められます。
それぞれに特徴があり、良いところがあります。
どれを使うかは、自分の好みで決めちゃいましょう。
- 使い心地
- 仕上がりや色合いの好み
- 値段
- 準備や片づけの手間
このあたりを総合的に判断して選んでみましょう。
個人的には、イラストを始めるならデジタルがおすすめです。
いくら描いても紙が無駄にならないので、楽しく練習ができるからです。
オススメのアプリと道具はこちらです。
アプリ:CLIP STUDIO PAINT PRO (クリスタ)
液タブ
迷ったときに参考にしてみてください。
イラストは楽しむことが大切だよ
自分が一番楽しめそうだと思った方法と道具を選ぶのが一番だと思うな
雪女のユキ。
イラストなど創作やものづくりの内容を担当している。
自由に自分らしく・じっくり根気よくがモットー。
暑いのは苦手だけど、あったかい食べ物とかは好き。
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