目と口だけでもいい？顔に見えるイラストを描いてみよう

人のイラストを描いてみたいという方は多いと思います。

ほとんどの場合は、好きな漫画家やイラストレーターのイラストを見てそう思います。

実際に描いてみると、理想のイラストと違いすぎて挫折してしまうんですよね。

憧れるイラストは、そのほとんどがものすごく上手だからです。

つまり、目標が高すぎるのが挫折の原因になってしまいます。

そこでこのサイトでは、小さな目標を立てて少しずつステップアップしながら楽しんでイラストを練習していきます！

今回は、とりあえず顔に見えるものを描いてみましょう。

今回のイラスト「誰が何と言おうと顔」

今回完成させるイラストはこちらです。

「誰が何と言おうと顔」です。

シミュラクラ現象

壁のシミや木の模様など、「なんか顔に見えるなぁ」と感じたことはありませんか？

外敵の視線など察知するために、なんとなく逆三角形にパーツが配置されていると目と口だと感じてしまう防衛本能があるからです。

この、パーツの配置で顔に見えてしまう現象のことを、シミュラクラ現象といいます。

シミュラクラ現象があるため、目と口さえあればちゃんと顔に見えます。

顔を描くときには、目と口をそれらしい位置に配置することが大切です。

顔に必要なパーツ

では、顔に必要なパーツを描いてみましょう。

輪郭

顔のもとになるのは、輪郭です。

イラストは自由に描けるのがいいところなので、現実的である必要はありません。

丸でも四角でも、長くても短くても、どんな形でも大丈夫です。

自由に形を描きましょう。

目

顔のパーツで一番目立つのは、目です。

目は2つ、横に並べて描きましょう。

比率などの小難しいことは考えなくても大丈夫です。

形もなんでもいいので、とにかく2つ横並びに目らしきものを配置してあげましょう。

これだけでも、人の顔らしきものになってきました。

口

シミュラクラ現象を発生させるためには、口も大事です。

口は1つ、目とつなぐと逆三角形になる場所に配置しましょう。

ゆがみや大きさは気にしなくていいので、とにかく逆三角形の配置なら大丈夫です。

口の形もなんでも大丈夫です。

丸でも四角でも、線でも点でも、好きな形にしましょう。

もうこれでどう見ても顔です！

まゆ

まゆは、口と同じで表情を決める重要なパーツです。

今回は深く考えず、とりあえず目の上あたりに自由に描いてみましょう。

形や大きさでずいぶん顔の印象が変わるので、面白いですよ。

髪（毛）

髪は、イラストにおいてはキャラクターの個性を大きく反映するパーツです。

実際の毛は細かいですが、イラストは塊として描いて大丈夫です。

頭に何か乗っていれば髪の毛に見えるので、自由に描いてみましょう。

口の周りやあごに描けばひげにもなりますよ。

鼻

鼻は、口の上あたりに描きます。

表情によってあまり変化しないので、重要度は低めのパーツです。

イラストでは省略されることもあるので、描かなくても大丈夫です。

ただ、鼻で個性を出すこともできるので、あえて変わった形を描いてみても面白いです。

耳

耳は、目の高さあたりで、顔の横にはみ出たパーツです。

鼻と同じく、あまり動きがないパーツなので、あるだけで大丈夫です。

もちろん、あえて形や大きさに個性を出してもいいですよ。

輪郭と目と口があれば顔

イラストは、実物ではありません。

なので、厳密に実物と同じになっている必要はありません。

最低限、輪郭と目と口があれば、誰が何と言おうと顔に見えます。

そして、目と口が逆三角形の配置になっていれば、割とどんな形でも顔に見えます。

細かいことは気にせず、まずは自由に描いて楽しみましょう。

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